はじめに

「またニキビができた……」

 

そんな経験、
誰しも一度は
あるのでは
ないでしょうか。

 

思春期の頃
だけでなく、
大人になって
からも
ニキビに
悩まされる
人は少なく
ありません。

 

そして実は、
そのニキビが
“どこにできたか”
によって、
隠れた原因や
身体の不調が
見えてくる
ことがあります。

 

「おでこ」「頬」
「あご」「鼻」
「背中」など、
ニキビは
様々な部位に
発生しますが、
それぞれ
できやすい環境や
引き金となる
生活習慣は
異なります。

 

例えば、
皮脂分泌が
活発な
Tゾーンと
呼ばれる
おでこや
鼻まわりでは、
皮脂の詰まりが
主な原因に。

 

一方、あごや
フェイスラインの
ニキビは
ホルモンバランスの
乱れやストレスが
関係している
こともあります。

 

さらに、最近では
マスクの
長時間着用による
“マスクニキビ”や、
リモートワークでの
不規則な
生活習慣による
肌荒れなど、
新しい生活様式が
肌に与える
影響も無視
できません。

 

スマートフォンや
枕カバーなどの
外的刺激、
食生活の乱れ、
睡眠不足、
精神的ストレス
……。

 

私たちが
普段何気なく
送っている
生活の中に、
実はニキビの
原因が潜んで
いるのです。

 

また、
スキンケアに
おいても
「とりあえず
保湿して
おけばいい」
「洗顔を
しっかりすれば
大丈夫」
といった
思い込みが
逆効果に
なることも
あります。

 

肌質や体質、
年齢、季節に
応じたケアが
求められる今、
より細やかな
知識が必要と
されています。

 

この
コラムでは、
「ニキビが
できる場所」
に注目し、
それぞれの部位に
応じた原因と
対策を詳しく
ご紹介します。

 

「なんとなく
スキンケアを
しているけど
治らない」
という方や、
「同じ場所に
ばかりできる」
という悩みを
抱えている
方にとって、
原因のヒントが
見つかるはずです。

 

自分の肌と
向き合うことは、
自分自身の
生活を見直す
第一歩です。

 

ぜひ
このコラムを
通して、
正しい知識を
手に入れ、
ニキビに
振り回されない
毎日を
目指しましょう。

 

 

おでこのニキビ：皮脂・前髪・シャンプー残りがカギ

おでこは
皮脂腺が多く、
顔の中でも
特に皮脂の
分泌が盛んな
エリアです。

 

そのため、
毛穴に皮脂が
詰まりやすく、
炎症を起こして
ニキビになりやすい
傾向があります。

 

また、前髪が肌に
触れている人は、
髪に付着した
汚れや整髪料が
肌に刺激を
与えてしまうことも。

 

特に汗を
かきやすい季節は、
前髪と汗が
混ざることで
さらに毛穴に
汚れが溜まり
やすくなります。

 

さらに、洗顔や
シャンプーの
すすぎ残しが
原因で、
毛穴に汚れが
残ってしまう
ケースもよく
見られます。

 

・対策

①額を清潔に保ち、
前髪が肌に
触れないよう
意識する。

 

②シャンプーや
洗顔料は丁寧に
洗い流す。

 

③油分の多い
ヘアスタイリング剤の
使用を控える。

 

④朝晩の洗顔で
余分な皮脂を
しっかり落とす。

 

⑤定期的に
前髪を洗う、
帽子やヘアバンドを
使って肌から
離す工夫も◎。

 

 

頬のニキビ：乾燥と摩擦が大敵

頬にできる
ニキビは、
乾燥による
バリア機能の
低下や、
マスク・寝具
などによる
摩擦が原因で
あることが
多いです。

 

特にマスク生活が
長引いた現代では、
「マスクニキビ」
に悩む人も
増えました。

 

また、スマホの画面や
手で顔を触る
癖がある人も
注意が必要です。

 

無意識のうちに
汚れや菌が
頬に付着し、
炎症を引き起こしてしまう
可能性があります。

 

乾燥と摩擦が
重なると、
肌の再生力も
落ちてしまうため、
ニキビが
治りにくく
なることも。

 

・対策

①保湿を徹底し、
肌の乾燥を防ぐ。

 

②清潔なマスクを使用し、
長時間の着用は
こまめに外す。

 

③枕カバーや
タオルを
定期的に
洗濯する。

 

④手で顔を
触る癖をなくす。

 

⑤肌に優しい
コットン素材の
マスクや
シルク枕カバー
を活用。

 

⑥化粧水・乳液・
クリームの三段階で
しっかりと
保湿ケアを。

 

 

鼻のニキビ：皮脂詰まり＆毛穴汚れが原因

「いちご鼻」と
呼ばれることも
あるように、
鼻は毛穴の
詰まりや
皮脂の酸化が
目立ちやすい
部位です。

 

特に小鼻の周囲は
汚れがたまりやすく、
黒ずみや炎症を
起こしやすい場所。

 

皮脂分泌が多い
このエリアでは、
過剰な油分と
洗い残しが
ニキビの原因に
なります。

 

また、汗をかいた後に
すぐ拭き取らず
放置してしまうと、
毛穴に皮脂が
詰まりやすく
なります。

 

角栓を無理に
取ろうとして
爪や器具で
刺激してしまうと、
逆に炎症を
悪化させる
こともあるので
注意が必要です。

 

・対策

①洗顔で
毛穴の汚れを
丁寧に落とす
（ゴシゴシ
擦らず優しく）。

 

②週1〜2回の
酵素洗顔や
クレイパックで
角栓ケア。

 

③脂性肌用の
化粧水で
皮脂バランスを
整える。

 

④角栓除去は
専門のスキンケア商品を
使って正しく行う。

 

⑤暑い日はこまめに
汗を拭くなどして
毛穴環境を整える。

 

 

あご・フェイスラインのニキビ：ホルモン・ストレスがカギ

大人ニキビの
代表格とも
いえるのが、
あごやフェイスラインに
できるニキビです。

 

ここに繰り返し
できる場合は、
ホルモンバランスの乱れや
ストレス、
不規則な生活が
関係していることが
多いです。

 

特に女性の場合、
生理周期と
連動してあごに
ニキビが
できやすくなる
傾向があります。

 

さらに、
ストレスや
睡眠不足は
ホルモンの分泌に
影響を及ぼし、
皮脂分泌が
過剰になることで
毛穴が詰まり
やすくなります。

 

洗顔やスキンケア
だけでは
なかなか
改善しにくいのも、
この部位の
特徴です。

 

・対策

①食事を整え、
野菜やビタミンを
積極的に摂る。

 

②規則正しい生活と
十分な睡眠を
意識する。

 

③ストレス発散法
（運動や趣味など）を
取り入れる。

 

④ピーリングや
毛穴ケアで
ターンオーバーを
整える。

 

⑤漢方や
サプリメントなど
体内からのケアも
検討する。

 

 

背中・デコルテのニキビ：蒸れと摩擦に注意

顔だけでなく、
背中やデコルテ
といった
“ボディニキビ”
に悩む人も
少なくありません。

 

特に汗を
かきやすい
夏場や、
タイトな服を
よく着る人は
注意が必要です。

 

スポーツ後や
通勤時の
汗が原因で、
毛穴に汚れが
たまり炎症を
起こすことも。

 

また、
シャンプーや
ボディソープの
すすぎ残しが
背中に残ることで、
毛穴詰まりを
引き起こすケースも
よくあります。

 

ナイロンタオルなどの
強い摩擦も
ニキビを
悪化させる要因に。

 

・対策

①ボディ用の
ニキビケアアイテムを
使用する。

 

②入浴後は
すぐに保湿し、
乾燥を防ぐ。

 

③吸汗性・
通気性の高い
衣服を選ぶ。

 

④お風呂では
上から下へ
順番にすすぐ
（髪→体の順）。

 

⑤シャワー後は
清潔なタオルで
優しく水分を
拭き取る。

 

⑥寝具やインナーも
通気性のよい
素材に切り替えると◎。

 

 

おわりに

ニキビは
単なる肌トラブル
ではなく、
身体の状態や
生活習慣からの
サインです。

 

「なぜこの場所に
できるのか？」を
見つめ直すことで、
スキンケア
だけでなく
生活そのものを見直す
きっかけになります。

 

繰り返すニキビに
悩んでいる人こそ、
自分の肌と
向き合って、
部位ごとの原因を
知ることが大切です。

 

そして、一時的なケア
ではなく、
根本から見直すことで、
より健やかで
美しい肌へと
導くことが
できるのです。

 

ニキビが
教えてくれる
身体の声に
耳を傾けて、
正しい知識とケアで
「繰り返さない肌」を
目指しましょう。

 

さらに、自分の
ライフスタイルや
体質を把握
することも、
ニキビ対策において
重要です。

 

たとえば、
睡眠時間の確保や
バランスの良い食生活、
適度な運動などは、
肌のターンオーバーを
正常に保ち、
炎症を未然に防ぐ
基本です。

 

また、
ホルモンバランスの乱れや
腸内環境の悪化も
肌に影響を
与えるため、
内側からのケアも
並行して行いましょう。

 

ニキビが
現れる部位は、
あなたの身体が
「ここに問題が
あるよ」と
教えてくれている
メッセージです。

 

肌に現れる
サインを無視せず、
日常の過ごし方を
少しずつでも
改善していくことが、
美肌への近道と
なります。

 

 

執筆者プロフィール

大手エステサロン勤務を経て30歳で独立
2013年Meshie(ミーシェ)オープン

日テレ出演中　小顔美顔器開発・販売35億円
東京タワー　 　エステ講師
東京マラソン　エステ講師
㈱明治協賛ビューティーイベントでエステ講師として実績多数

【総施術数】小顔リンパ：約3,500回/ハーブピーリング：約3,200回